TRUMP PADDLE SESSION @One-Color Beach
- Natsumi

- 10月12日
- 読了時間: 5分

ご無沙汰しています。Natsumiです!
先日、TRUMP PADDLE SESSION @One-Color Beachに出場してきました。
ずっとField Notesもおさぼりで、このレース振り返りもタイムラグがあるのですが🙏
わたしにとって、ひとつ自分の壁をブレイクスルーしたレースだったので、書き残しておきたいと思います。
9月22日(日) TRUMP PADDLE SESSION @One-Color Beach
このレースに出るのは3年ぶりでしょうか。
毎年風が強く吹き、地形的にどこのレグもサイドウィンドを長く漕ぐことになる、選手にとっては辛いコンディションだったと、出場した仲間から聞いていました。私が3年前に出た時も確かサイドからの爆風に耐えて漕ぎきったことを覚えています。
この日は嘘のようにからりと晴れて風もほとんどなく、海面はフラット。うねりが入ってインサイドは波が割れていましたがそのほかはまさにレース日和なコンディションでした。
ここ3年他のイベントやレース、出張などとかぶって葉山なのに出場していなかったこの大会でしたが…今月末のICF世界選手権までの力試しとして参加したこの大会。
どうしても勝ちたい。でもいつも勝てない選手も出場するとのことで、出ることを決めました。
ラインナップの45分前にはウォームアップをして、風の入り方、海面の状況を確認し、ビーチスタートをいいイメージで決め、あとはリラックス。
男女一斉のスタート。一色海岸いっぱいにレースボードが並びます。
ホームの葉山の海、いつもより落ち着いてラインナップ。
小さなビーチブレイクにハマらず飛び出せばうまくいく。ファーストマークまでは周りを気にせずに全力で。
それだけを意識してスタートしました。
綺麗に決まったスタート、気持ちよく滑り出した勢いのまま、ファーストマークをトップスピードを維持して目指しました。
メンズの第3集団の後方でファーストマークを回航。この時点で女子では1番最初にマークを回りました。最初のブイターンはいいイメージを持って回りました。ブイターン後は少し落ち着いて巡航速度に。周りを見渡して状況を確認しました。少し後ろにライバルの選手が。
今回は12kmのレース。一色海岸の湾内にW型に打たれた1周3kmのコースを4周。かなりブイターンが多いコース設定で、ターンは苦手意識がありましたが、ICFまで当日をイメージできる最後の練習だと思って思い切り攻めようと思って臨みました。それぞれのレグは短いわけではありませんが、一度ミスをすれば大きなロスになります。毎回確実に、集中して。
1周目〜2周目は合流した選手にドラフティングし、前には無理に出ずに。温存しながら様子を見続けました。
3周目で少し横に並んでは前に出て動きを出し,最後4周目の第1マークへ向かうレグで仕掛けました。
第1マークへ向かうまではちょうどサイドからの風を強く受けるライン。建物の陰で風が弱くなる岸側に膨らみながら第1マークへペースアップして向かいます。
振り返ったり余所見をすることなく、ボードを走らせることだけを意識して。第2マークを回るタイミングで、離れたところに後続の選手がいることを確認し、いける、と思いました。
最後、緩めることなくゴールまで漕ぎたい。少し前にメンズの選手がいたので、その選手の前に出たい。
最後インサイドの小さなうねりを拾ってフィニッシュ。
思い切り、笑顔でゴールゲートに走り込めました。
ホームの葉山、たくさんの見知った顔が温かく声をかけ、お疲れ様、おめでとうと声をかけてくれました。

いつも勝てなかった相手に、このホームである葉山で勝てたこと、このタイミングで良いイメージを掴めたことは自分にとって大きな収穫でした。
自分を客観視できたこと。そして、レース中に常に冷静でいたこと。いままでできなかったことが今回の勝因だと思います。
この日、ホームの葉山の海でも、朝からソワソワしていたわたし。
いつもなら、焦ったり動揺したり、緊張している自分に対し「ダメだ、落ち着かないと」と否定的に捉えて余計にネガティブな状態にフォーカスしていましたが、この日は「あぁ、わたしテンパってる。それならいつも通りだ」とありのままの状態をただ感じている自分がいました。
いつもどおり、決めている補給のタイミングで食べ、アップをこなす。
ただ良いイメージをしながら。ミスをしても、それを良いイメージで上書きするまで淡々と調整するだけ。
必要以上にだれかと話すこともなく、かといって全てをシャットアウトするでもなく、ありのままのわたしでスタートラインに立っていました。
そして、わたしはいつもレース中がむしゃら。視野が狭くなって、動画を見返さないとレース後どんな展開で漕いだのか思い出せないことも。
今回はレース中ずっと冷静で、このブイをどう回ろう、次のレグはどう走ろう。今は無理せずドラフティングする。ここで仕掛ける、ずっと思考がクリアなまま漕ぎ続けられました。そして気持ちの糸が切れなかった。最後自分で決めたスパートのタイミングまで粘ったうえでペースアップできました。
ホームの葉山だったから落ち着いてレースに臨めたことは大きいですが、それでも今までの自分であれば逆に気負い、舞い上がってしまったと思います。
環境も言葉も違う、時差もあって会場の空気感も違う世界大会で、今回と同じ感覚で臨めたら最高です。
このイメージを絶やさないように向こうでスタートラインまでの時間を過ごしてきたいです。
PADDLERで働くことになった当初、わたしは漕ぐこと、ことレースに出ることに対しては消極的でした。コロナ禍前、最後の全日本選手権を最後に、漕ぐことから遠ざかっていました。1km漕ぐことすら辛かった。
そこからまた漕ぎだそうと思い、このレースをひとまずの目標にしたことを覚えています。
あの時の自分を思い出し、そこからの成長も実感できました。
良い流れを乱さずに、ICFでも漕ぎ切りたいと思います。




























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