新しいレースとの関わり方
- Kenny Kaneko
- 10月1日
- 読了時間: 4分

みなさんこんにちは!
ケニーです。
本日から定期的にブログを更新しようと思います。
ブログの名前は「コーヒーのお供☕️」
なぜブログを書こうと思ったのか
今の世の中は、スマホを開けば一瞬で消費できるコンテンツであふれています。目を奪われるリール動画、派手なアクションのYouTube、印象的な写真…。そのすべてが、せいぜい15秒ほどの刺激を与えてくれるだけです。そんなスピード感あふれる世界に、僕自身もすっかり飲み込まれている日々です(笑)
でも、僕は昔から「ブログ」という形が好きでした。知っている人もいるかもしれませんが、最初にブログを書き始めたのは2010年。日本語の勉強として、そして頭の中にあることを整理し、自分の成長のプロセスを記録するために書いていました。気づけば数百本の記事を書いていましたが、FacebookやInstagramが主流になってから、ブログを書くのをやめてしまったのがもう6年ほど前になります。そんな時代の中で、もう一度じっくりと言葉に向き合う時間を取り戻したくなったのかもしれません。このブログは、再び自分の気持ちや考えを整理しながら、みなさんの朝のコーヒーのお供になるような読み物になればと思っています。
レースを「別の理由」で楽しむということ
先週は特別な週でした。1週間で2つのレースに出場し、さらに自分たちでレースを主催するという、まさにレース三昧の時間を過ごしました。というわけで、初回のテーマは「レース」。それも、**今の僕が感じている“新しいレースの楽しみ方”**についてです。
「結果がすべて」だった頃
2019年までの僕にとって、レースとは「結果がすべて」でした。それは自分のエゴを満たすためであり、生きるための手段でもありました。結果が良ければスポンサーとの契約が更新され、翌年もレースを続けて家族を養うことができる。結果はすなわち、自分という人間の価値そのものでした。
10年以上もの間、僕は「どれだけ自分を追い込み、限界の中で踏ん張れるか」で自分の価値を測っていました。肉体も精神もギリギリまで削りながら、周囲が僕を引きずり落とそうとする中でどこまで耐えられるか。それが僕の人生のすべて。勝っている時でさえ、それは過酷な生き方でした。むしろ勝っている時こそ、より過酷だったのです。
世界中を旅し、素晴らしい人々と出会い、一生ものの思い出をつくることができたのは事実です。でも振り返ってみると、結果だけを追い求めるレースとプロアスリートとしての生活は、僕や家族にとってとても激しいものでした。
「結果」よりも大切なもの
2019年にプロとしての選手生活を終え、6年が経った今、たまに聞かれます。
「また、あの頃みたいに挑戦したいと思わないの?」僕の答えは「いいえ」です。信じられないと思いますが、その答えは、自分でも少し驚くほど“本心”です。それは、「お酒をやめよう」と宣言した1週間後にビールを勧められて「いらない」と答えるようなものかもしれません。建前のようにも聞こえるかもしれませんが、これは本心です。
今の僕のトレーニングは、100kmパドリングすることでも、レース体重を維持するために空腹のまま寝ることでもありません。ただ朝起きて、仲間と一緒にパドルを漕ぐことが楽しいから漕ぐ。時にはアウトリガーカヌーを仲間と漕ぎ、時にはSUPを漕ぐ。その時々の気分や状況に合わせて手段を選んでいます。
レースの数日前、数時間前――以前は緊張とストレスでいっぱいでした。でも今は違います。スタートラインに並ぶ時、心にあるのは「楽しみ」と「ワクワク」。大好きなパドリングを仲間たちと一緒に楽しめる時間だからです。
結果がすべてだった昔と違い、今の僕にとって大切なのは、他のパドラーと出会い、話をし、僕たちがサポートしている選手の活躍を見ること。時にはレース前日に久々に会った仲間と飲みすぎてしまうことさえあります(笑)。パフォーマンスに影響すると言われるかもしれませんが、それこそが今の僕にとってのレースの楽しみ方なのです。
そして、イベント会場で自分がデザインした Kokua や Paddler のギアを身につけたパドラーを見ると、表彰台に立つ以上の喜びを感じます。
もちろん、チャンピオンシップのレースで味わうアドレナリンは時々恋しくなります。一つの目標に向かって人生のすべてが整理されるような、あのシンプルさも。でも、「常に自分を評価し続ける不安」「勝っても満たされず、負けるとすべてが終わったように感じるあの感覚」――それは、もうあまり恋しくありません。
新しい関係性で、またレースへ
こうして今、僕はレースと新しい関係を築いています。以前のような「勝つための戦い」ではなく、「楽しむための時間」としてのレース。それが今の僕にとって、本当に大切なものです。
次のレースで、みなさんに会えるのを楽しみにしています。
*ブログは週1で更新しようと思っているので皆さんお楽しみに!
Paddle with Aloha,
Kenny


























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