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10年

更新日:2021年3月12日

こんにちは。あかねです。


3.11の震災から10年。

私は高校2年生の終わりで、学期末ということもあり、多分午前中に授業は終わっていて、

地震がきた14:46は当時所属していたハンドボール部の練習中でグラウンドにいました。

海のすぐ近くの学校だったので、波打つような感覚で地面が揺れたこと、今でも鮮明に覚えています。

携帯もまだいわゆるガラケーで、今みたいにすぐにLINEニュースを確認できるような時代でもなかった。

よくわからないまま、顧問の先生が来てくれて体育館へ避難。


私は高校の中でも一番遠くから通っていたため、電車が止まってしまい、また道路も大渋滞で帰宅することができず。

私のように帰れない生徒が全体で5〜10人くらいいたのかな?

初めてカンパンを食べて口がカラカラになる感覚を覚えたし、震災用の毛布が本当に置いてあるんだ、とびっくりしました。

先生たちは近くのコンビニを回ってくれましたが、なかなか食品が売っていなくて、なんとか見つけたカップ麺(カップスープ?)を買ってきてくれたのを覚えています。


当時はLINEも普及していなくて、携帯も回線が混んでいて繋がらず、唯一Twitterで姉とやりとりができて家族に連絡をすることができたのを覚えています。


海の近くとはいえ津波は来なくて、次の日には帰宅ができて、初めてテレビでニュースを見て、東北の状況を知って衝撃を受けました。


あれから10年。不思議な縁でまた海の近くでこの日を迎えました。


海はたくさんの楽しさや恵みをもたらしてくれる一方で、”相手は自然”ということを常に忘れてはいけないと感じます。


震災から10年。


実際に被災地から距離がある私たちは本当の苦しみや辛さを感じることはできなくて、祈ることしかできません。


どれだけ時間が経っても癒えない想いもあると思います。

毎年この日が辛く悲しい想いで溢れてしまう人もたくさんいると思います。


そんな中でも、何か一つでも今日1日の中で幸せを感じられる瞬間がありますように。



(写真はカヌークラブの仲間が追悼パドルの際に撮影し共有してくれました)



Akane

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