みなさんこんにちは、Natsumiです!
この2日間、ずーっと雨が降っています…☔️ 1日中降り続くのは久しぶりではないでしょうか?
今日は前回のレポートの続きについて✍️
前回のトレーニングセッションの後、呼吸についてのレクチャーをしました。
お説教中のようですが……😎
みなさんどれくらい「呼吸」について意識していますか?
SUPを漕ぐ上で呼吸はかなり重要なものになってきます。もちろん、SUPに限らず、全てのスポーツにおいて呼吸は重要です。呼吸について知識があり、コントロールできるようになると格段にパフォーマンスが上がります。
疲れにくくなる
体が柔軟になる
パワーが出る
平常心を保つ
などなど。
その呼吸について今日は書きたいと思います。
まず、漕ぐ、という動きの中での呼吸の流れは
パドルを挿し、水をキャッチし、引き寄せる→吐く
上体を起こしてくる→吸う
となっています。
やってみて欲しいのですが、パドルを挿す時に吸ったり、上体を起こしてくる時に吐くことはかなり無理があるはずです。
人間は吸う息が重力に逆らう動きにリンクしやすいのに対し、吐く息は重力に従う動きにリンクしやすくできています。
ラジオ体操の深呼吸でも、腕を上にあげるときに大きく吸い、手を下ろすときに吐きますよね。
呼吸が乱れる時というのは、体の動きと呼吸のリズムが合っていないことが大きな原因の一つです。
もちろん体を激しく使ったり、ダッシュの時のように無呼吸状態が続いて息があがる、というのはありますが、一定のペースで漕ぎ続けているのにひどく疲れてしまう、なんだかペースが上がらない…など、いわゆる「ノっていない」状態の時は、呼吸と動作が合っていないことが多いです。
逆にいうと、体の動きと呼吸が合っていれば、疲れにくく、パドルのリズムもよく、ペースも上げやすくなります。
なので、パドルする時に意識したいのはキャッチで吐き、体を起こす時に吸う。そのリズムはストロークの速さによって変化させることです。
ストロークを短くするときは「ハッハッハッハッハッハハッハッ」と速く、
大きく体を開いて漕ぐなら「スーーーハーーースーーーハーーー」とゆったりしたリズムで。
呼吸のリズムに合わせて体が動いていれば、いい流れで漕ぎ続けることができるはずです。
体の動きに合わせて息が「上がる」のではなく、息を「乗せる」イメージ。
体の動きと呼吸をリンクさせるために、まずは体の動きと呼吸は別のもの、と認識する必要があります。
別々に考え、別々にコントロールする。
レース中、漕ぎ続けているうちになんだかうまくいかないと感じる…そんな時は、一度自分の体の動きと呼吸をリセットしてみましょう。
大きく体を開き、そこに深いリズムの呼吸を合わせる。逆に考えてもいいです。深い呼吸のリズムに大きな体の動きを乗せる。いい流れになるまで、呼吸とパドルを合わせることに集中する。
いい流れに乗った時、必ずパドルと呼吸のリズムはリンクしているはずです。
レース中、視野が狭くなり「しんどさ」に飲み込まれがちですが、そこから思考を切り離してみる。
その「しんどさ」は幻想かもしれません。
生き物は防衛本能で体の限界よりも先に心の限界が来るようににできています。
すごく苦しい、しんどいと感じるのに、心拍数は全然上がっていない…ということはないですか? 脳は疲れている「フリ」が得意です。ですから、今自分が感じているしんどさは「心」の疲労か「体」の疲労なのかを見分けられると、その時自分がとるべきアクションが正確に判断できます。
普段の練習から体と思考を分断して漕ぐ意識をしてみると、レース中冷静に自分の状態を把握できるようになってくると思います。
私もよく自分自身に飲み込まれますが…😅笑
呼吸の仕組みを知って、自分の呼吸と向き合うようになってから、飲み込まれている自分に気づけるようになりました。
さまざまな呼吸法がありますが、まずは自分の呼吸をじっと観察してみてください。
吸う息、吐く息のそれぞれの深さ、重さはどうか。ただ見つめる。
この時、呼吸の状態をいい悪いでジャッジしなくて大丈夫です。
観察できたら、吸う息、吐く息のカウントをとり、そのカウントに合わせて吸う、吐くを繰り返します。
同じだけ吸って、同じだけ吐いたり。
吸う息の倍の長さで吐いたり。
その中で苦しい、息が詰まるな、と感じるようであれば、心地いい、と感じる速度に変えてみる。
コントロールしているうちに、スムーズに空気が気道を通り、体を流れて、また体の外に出ていく。その感覚が掴めるようになります。その感覚を、パドルする時にも意識してみる。
人によって呼吸のリズムは違いますので、一概にこれがいいリズム!とは表現できませんが…💦
もし自分の呼吸や呼吸法について入りたければ、私のお伝えできる範囲でお伝えします☺️
気になる方はトレーニングセッションで聞いてくださいね。
それでは、また次回!
Natsumi
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